韓国の歴史ドラマを見ていると、たびたび王様の御膳で並ぶ宮廷料理が、豪華で美味しそうですよね。王様の御膳は何品並ぶのか?宮廷料理とはどんなものか?紹介します。
韓国ドラマでは『チャングムの誓い』が有名で、チャングムは王様の料理を刺間(スラッカン)で作っていました。
私もそうですが、チャングムを見てから宮廷料理に興味が湧いたという人もいますよね。
[st-kaiwa1]食べてみたい![/st-kaiwa1]
本記事では『韓国ドラマにでてくる宮廷料理は何品でどのようなもの?』について書きます。
宮廷料理とは
宮廷料理は朝鮮王朝時代発祥で、地域からの献上品で最高の材料を使い、味付けは繊細で美味しく盛り付けされる王様と王妃の為の食膳です。
チファジャ https://t.co/Tcg3RyrEGV
王様気分を味わえる!西村で韓国の伝統宮廷料理がいただけるお店! pic.twitter.com/5TH20qSN4R
— 韓国旅行情報ガイド「ソウルナビ」 (@seoulnavii) October 22, 2015
宮廷料理に関する言葉まとめ
王様の食事のことを『水剌(スラ)』
食膳のことを『水剌床(スラサン)』
王様のために料理を作る場所を『水剌間(スラッカン)』
王様の食事の回数
韓国ドラマを見ていてもよく食事のシーンが登場しますが、王様は5回もお食事されています。
[st-midasibox title=”1日に食べる王様の食事の回数は5回” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
1食目早朝:粥などの軽食
2食目10時頃:十二楪飯床(シビチョプパンサン)
3食目14時頃:麺などの軽食
4食目17時頃:十二楪飯床(シビチョプパンサン)おかずは重ならないようにしている
5食目夜:お酒を加えたもの
[/st-midasibox]
十二楪飯床(シビチョプパンサン)とは?
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#f3f3f3″ color=”#000000″ margin=”0 0 20px 0″ radius=”” add_boxstyle=””]基本[/st-minihukidashi]
[st-marumozi fontawesome=”” bgcolor=”#f3f3f3″ bordercolor=”” color=”#000000″ radius=”30″ margin=”0 10px 0 0″]ご飯2種類(白飯・赤飯)・スープ2種類・キムチ3種類・チゲ2種類・醤3種類(醤油、酢醤油、酢コチュジャン)[/st-marumozi]
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” add_boxstyle=””]おかずは12種類以上[/st-minihukidashi]
温野菜の和え物(ナムル)・生野菜の和え物(センチェ)・焼き物(クイ)・蒸し物(チム)・煮付け(チョリム)・漬け物(チャンアチ)・塩辛(チョッカル)・乾物(チャバン)・刺身(フェ)・茹で肉(ピョニュク)・串焼き(ジョク)・卵の付け焼き(ジョン)・落とし卵(スラン)
十二楪飯床で使用するテーブルは、メインの円盤と小円盤と四角の3つ使用します。
『チャングムの誓い』でもありましたが、王様の食事の前には必ず毒味の尚宮(サングン)が、銀の匙や箸を使い毒が盛られていないか?チェックをします。
宮廷料理で代表的な前菜盛り合わせ『九節板』(クジョルパン)
宮廷料理で代表的な前菜の盛り合わせに『九節板』(クジョルパン)があります。
クジョルパン(8種のクレープ包み)
9つに仕切られた木製の器に、野菜や肉など8種類の具材を盛り付け、中央に置いた小麦粉のクレープに包み、辛子醤油につけて食べる宮廷料理。 pic.twitter.com/Q8vtx4kN3D— 韓食振興院 (@kankokuryouri) December 31, 2014
『九節板』(クジョルパン)は、肉や野菜などの8種類の具材を、小麦粉と卵白を混ぜて薄く焼いた丸いクレープ(ミルジョンビョン)に包んみ、酢醤油や辛子醤油などを付けて食べます。
宮廷料理で代表的な鍋料理は『神仙炉』(シンソンロ)
宮廷式鍋料理に『神仙炉』(シンソンロ)があります。
シンソルロ[神仙炉鍋]
Story>>https://t.co/LpgV616Fr0
シンソルロはかつて宮廷で食べられた料理。 pic.twitter.com/zZUQ9iP9Wy— 韓食振興院 (@kankokuryouri) November 2, 2016
『神仙炉』(シンソンロ)は写真のように中央にエントツのついた特殊な形の鍋を使い、下ごしらえした肉団子や魚や豚肉、キジ肉やあわびなどを並べ、牛肉からとったスープを注いで煮ながら食べます。
その美味しさで口を悦ばせることから別名『悦口子湯』(ヨルクジャタン)と呼ばれた。
宮廷料理でのお肉『トッカルビ』
[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#FFB74D” color=”#fff” margin=”0 0 20px 0″ radius=”” add_boxstyle=””]トッは、餅・カルビは、肋肉[/st-minihukidashi]
トッカルビ(粗挽きカルビ焼き)は牛肉をミンチにして形成した形が餅に似ていることから韓国語で餅を意味する『トッ』の名が付いています。いくら美味しくても王が周囲の目を気にせず、カルビを手に持ち、肉にかぶりつくことはできないため、食べやすく作られた宮廷料理です。https://t.co/7R89ti4PJX pic.twitter.com/oWEQ6b8j7W
— 韓食振興院 (@kankokuryouri) November 10, 2017
王様は肉をかぶりつくことはできなかったので、上品に食べられるこの形になりました。ハンバーグに近い。
韓国ドラマにでてくる宮廷料理は何品でどのようなもの?まとめ
本記事では『韓国ドラマにでてくる宮廷料理は何品でどのようなもの?』について書きました。
王様は1日5回の食事をとり、そのうち朝夕の2回は、十二楪飯床(シビチョプパンサン)という、地域からの献上品で最高の材料を使った、ご飯やスープなどの基本のもの+おかずは12品以上、豪華なお食事をされていました。
韓国ドラマでも十二楪飯床(シビチョプパンサン)はよく目にするので、注意深く観察してみようと思う!
コメント